3000本安打に「99」としたイチロー 今季中に残り70本なら「実現可能」
今季11度目マルチ安打&初二塁打を放ったイチロー
マーリンズのイチロー外野手が29日(日本時間30日)、本拠地でのナショナルズ戦に「7番・ライト」で先発出場し、今季11度目のマルチヒットを放った。第1打席で先制タイムリー二塁打を放ち、メジャー史上38人目の2900安打を達成。この日4打数2安打1打点の活躍で通算3000本安打まで残り99本とする中、地元メディアは今季中に残り70本とすれば、金字塔の達成も見えてくると予想している。試合は2-7でマーリンズが敗れた。
イチローは新たなマイルストーンを打ち立てた。0-0で迎えた2回2死一塁の第1打席で相手先発でマリナーズ時代の同僚フィスターの2球目を捉え、レフト線に華麗な流し打ちを披露した。これが先制のタイムリー二塁打となり、この時点で通算2900安打に到達した。
メジャー3000安打まで残り100本とした時点で、地元マイアミで試合を中継した「FOXスポーツ・フロリダ」では、史上30人目となる金字塔達成の行方を予想。実況が「今季残り数か月でイチローがどこまでプレー時間を手にできるかによりますね。今季あと30本ヒットを打てるなら、3000本まであと70本ということになります」と3000本への目安を分析すると、野球解説者で、現役時代ドジャースなどでプレーしたトミー・ハットン氏も「そうなれば(3000本は)実現可能ですね」とした。