7年目の中村奨成は崖っぷち 打率.172に終わった元侍J捕手も…広島で復活期待の選手
日本復帰2年目の秋山は、115試合に出場して打率.274、4本塁打、OPS.709
2023年は新井貴浩監督が就任し、5年ぶりのAクラスとなる2位に躍進を遂げた広島。下馬評を覆す快進撃だったが、中崎翔太投手が復活を遂げるなど、やはり現有戦力がしっかりと機能した点が大きかった。そんな中、2023年には本来の実力を発揮できなかった選手も。2024年に向けて燃える男たちを紹介する。
日本復帰2年目の秋山翔吾外野手は、115試合に出場して打率.274、4本塁打、OPS.709。35歳のシーズンだったが、健在をアピールしてチームを牽引した。それでも首位打者1回、最多安打4回に輝いた西武時代の活躍と比べると、やや物足りないとも言える。もう1度、圧倒的な数字を残すことはできるだろうか。
秋山と誕生日が3日違いの同級生、會澤翼捕手も打撃では思うような結果を残せない1年となった。54試合に出場して打率.172、1本塁打、OPS.492。ベストナインや侍ジャパンの常連だった名捕手だが、坂倉のバックアップという役割が増えた。ベンチに居るだけで存在感はあるが、まだ衰えるには早いはずだ。
そして、あえて名前を挙げたいのが中村奨成捕手。1軍で実績のある選手ではないが、2年連続で出場機会を減らしてしまった。2017年ドラフト1位の逸材も2024年でプロ7年目。2軍では38試合で打率.323、3本塁打、OPS.925と文句ない数字を残しているだけに、かむしゃらに1軍レギュラーを目指す1年にしたい。
(Full-Count編集部)