広島の人的補償は当たりばかり? 出場機会4.5倍、防御率0.58も…1軍出場ゼロは初

一岡竜司、日高暖己、赤松真人(左から)【写真:荒川祐史、真柴健】
一岡竜司、日高暖己、赤松真人(左から)【写真:荒川祐史、真柴健】

広島は西川の人的補償でオリックスから19歳の右腕、日高暖己を獲得

 広島は5日、今オフ国内フリーエージェント(FA)権を行使してオリックスに移籍した西川龍馬外野手の人的補償として日高暖己投手を獲得したことを発表した。広島の人的補償は過去に3人。移籍後、出場機会を増やしたケースも多い。

 2007年に現広島監督の新井貴浩内野手の人的補償で阪神から移籍した赤松真人外野手。阪神では3年間で36試合だったが、広島1年目からレギュラーとして活躍した。1年目は125試合に出場し、阪神最終年の28試合から4.5倍となった。最終的には2019年までプレー。ダイナミックな守備で868試合に出場した。

 一岡竜司投手も移籍後に居場所を見つけた。2013年オフに大竹寛投手の人的補償で巨人から移籍。巨人では2年間で13試合だったが、移籍1年目の2014年に31試合で防御率0.58と圧倒。昨年までプレーし、290登板で17勝14敗、7セーブ、84ホールド、防御率2.76の成績を収めた。

 2018年オフに丸佳浩外野手が巨人へ移籍し、長野久義外野手が人的補償で広島へ移籍した。移籍1年目は72試合で打率.250、2020年には代打の切り札として95試合に出場。10本塁打を放った。2022年オフに無償トレードで巨人へ電撃復帰した。

 日高は2022年ドラフト5位で宮崎・富島高からプロ入り。1年目の昨季は2軍で12試合に登板した。1軍出場ゼロのケースは初めて。プロテクトの28人から漏れた悔しさをばねにセ・リーグで活躍できるだろうか。

(Full-Count編集部)

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