松井裕樹がパドレス入団会見 ダルビッシュが“決め手”に、大谷は「世界最高の左打者」
パドレスと5年40億円で契約、背番号は「1」に決まった
楽天から海外FA権を行使してパドレス入りした松井裕樹投手は10日、オンライン記者会見に臨んだ。契約内容は5年総額2800万ドル(約40億4000万円)で、背番号は「1」に。3度の最多セーブのタイトルを獲得するなど通算236セーブをマークした左腕は「ファーストオファーを頂いたのもパドレス。熱意を感じましたし、自分に一番フィットして、力を発揮しやすいと思って決めました」と語った。
WBCでチームメートだったダルビッシュ有とはチームメートになる。「自分の中ではかなり大きな存在で、入団の決め手になった大きな要因になりました。WBCで1か月間過ごさせてもらって、尊敬できる方で、こんな大人、こんな野球選手になりたいと思いました」と後押しになったと明かした。
パドレスは昨季33セーブを挙げた左腕ジョシュ・ヘイダーがFAとなり、守護神は不在。元阪神のロベルト・スアレス、2年契約を結んだ韓国右腕コ・ウソク(高佑錫)投手とクローザーの座を争う。「まだ1球も投げていないので、まずはしっかりアジャストしてしっかり打ち取って信頼をつかんで、自分を構築できれば」と前を向いていた。
大谷翔平、山本由伸両投手が加入したドジャースとは同地区のライバルとなり、年間13試合が組まれている。3月20日に韓国・ソウルで行われる開幕戦で対戦する。大谷とはNPBで通算2打席で対戦し、1安打1三振だった。大谷について、「世界最高の左打者の1人。多く対戦することになる。チームの勝利のために全力を尽くしたい」と意気込みを語った。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)