柳賢振がNPB入り選択肢か 失った“居場所”…地元紙「日本は韓国市場を無視しない」
36歳の柳賢振、2022年には左肘を手術
ブルージェイズからFAとなっている柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手にNPB球団が興味を持っていると、10日に韓国紙「スポーツ朝鮮」が伝えた。今年37歳を迎える左腕だが「実現不可能なシナリオではない」と関係者の話として報じている。
36歳の柳は、韓国プロ野球のハンファを経て2013年からドジャースでプレー。2019年には開幕投手を務めるなど14勝5敗、防御率2.32で最優秀防御率に輝き、サイ・ヤング賞投票で2位に入った。
同年オフにFAとなり、ブルージェイズ入り。2021年には14勝10敗をマークしたが、2022年のシーズン中に左肘のトミー・ジョン手術を受け、復帰した昨季は11試合で3勝3敗、防御率3.46だった。
同記事では、FA市場でショーン・マネイア、今永昇太といった左腕が所属先を決めていることに触れ、同じく左腕の柳は「その場がなくなった」と指摘。古巣のハンファは復帰を歓迎し、リュ・ヒョンジンも現役はハンファで終えたいとしているものの、球界関係者の話によればもう1つの選択肢として日本球界が挙がっているのだという。
記事は「メジャーリーグほどではないが、日本プロ野球も全世界が認める水準の高いリーグだ」とし、「日本は絶対韓国市場を無視しない。現在、韓国人選手の流れが切れた中で、リュ・ヒョンジンほど話題性を呼び起こすほどのカードがない」と経済的な側面からも移籍の可能性を指摘。さらに「お金の面でも、リュ・ヒョンジンを満足させる公算が大きい」としている。
(Full-Count編集部)