増加する助っ人の韓国移籍…広島の19発大砲も決断 NPB経由で目指す“再起”
元広島のデビッドソンがNCダイノスと総額1.5億円で契約
2023年シーズンに広島でプレーしたマット・デビッドソン内野手が、韓国プロ野球「NCダイノス」と契約したと、韓国メディア「スポーツ朝鮮」が伝えた。同メディアによると契約金14万ドル(約2036万円)、年俸56万ドル(約8145万円)、出来高30万ドル(約4363万円)で総額100万ドル(約1億4500万円)規模になるという。
メジャー通算54本塁打を誇る32歳のデビッドソンは昨年広島でプレー。112試合に出場し、打率.210(348打数73安打)、チームトップの19本塁打、44打点の成績を残した。昨年11月17日に退団が発表されていた。
近年はNPBを経てKBOでプレーする選手は少なくない。このオフも、昨年は西武でプレーしたデビッド・マキノン内野手が総額100万ドルでサムスンと契約した。2021~2022年に阪神に在籍したラウル・アルカンタラ投手は昨シーズン、斗山に復帰。30登板で13勝8敗、防御率2.66の好成績を残し、総額150万ドル(2億1800万円)で再契約を結んだ。
2022年に阪神でプレーしたアーロン・ウィルカーソン投手は昨年、アスレチックスとマイナー契約を結んだ後、7月に韓国ロッテへ。7勝2敗、防御率2.26と活躍し、95万ドル(約1億3800万円)で再契約した。
一方で、2022年に西武でプレーしたブライアン・オグレディ外野手は昨年ハンファに加入も、打率.125、0本塁打と低調で6月に自由契約に。同じく西武からハンファ入りしたバーチ・スミス投手は、開幕投手となったもののその試合で左肩を痛め、1試合登板で退団した。
NPB経由で活躍の場を韓国に求めた助っ人たち。デビッドソンやマキノンは今季どんなパフォーマンスを見せるだろうか。
(Full-Count編集部)