PL出身監督の苦難…最下位だらけでAクラスわずか1度 楽天・今江新監督が挑む“壁”
中日・立浪監督は2年連続6位、西武・松井監督は昨季5位に終わった
楽天は今江敏晃新監督を迎え、2年連続Bクラスからの巻き返しを図ることになる。40歳の今江監督はPL学園野球部出身。同OBでは5人目の1軍監督となるが、これまでは苦戦が続いている。
尾花高夫氏は2010年から横浜(現DeNA)の監督に就任したが、48勝95敗1分けと借金47を背負って最下位に沈む。2011年も47勝86敗11分けの大苦戦で、2年連続6位のまま退団した。2019年に楽天の監督を務めた平石洋介氏は3位とAクラス入りを果たしたが、わずか1年限りで退団した。
さらに現役監督が2人。中日の立浪和義監督は就任から2年連続最下位と低迷しており、今季は勝負の3年目となる。西武の松井稼頭央監督は、就任1年目の昨季は5位に終わり、巻き返しを図る。
春夏通じて甲子園に計37回出場、全国制覇通算7回(春3回、夏4回)を誇った名門だが、OBの現役選手はオリックスの中川圭太内野手だけとなった。監督としてはここまで4人の監督でAクラスはわずか1度だが、今季3人が指揮を執るだけに、再び“PL”の看板が輝くだろうか。
(Full-Count編集部)