「とんでもない裸」柳田悠岐が驚愕した19歳 「ちょっと違う」ドラ1の“天賦のバネ”
高卒2年目のイヒネ・イツアが柳田悠岐と合同自主トレ「ずっと憧れている選手」
ソフトバンクの柳田悠岐外野手が18日、大分・佐伯市内で自主トレを公開した。例年なら大所帯となる“チームギータ”だが、今年は4人の少数精鋭。DeNAの梶原昂希外野手、チームメートでは佐藤直樹外野手と、イヒネ・イツア内野手が参加した。柳田が「裸ですね。とんでもないです。あんな19歳見たことないです」と語るのが、高卒2年目のイヒネだ。
イヒネは名古屋出身。両親はともにナイジェリア人で、日本で生まれ育った。2022年のドラフト会議でソフトバンクが単独で1位指名をして、入団。昨年は新人合同自主トレを過ごしたこの時期、イヒネから柳田にお願いして、合同自主トレが実現した。柳田は「大したことは言っていないです。聞かれたら言うって感じ」と積極的に助言をしているわけではなさそうだが「日々、成長しているというか、スポンジのように吸収がすごいです」と驚いている。
イヒネは右投げ左打ちの内野手で、遊撃手として鍛錬を積んでいる。2023年は2軍戦でも出場はなく、ファーム非公式戦では22試合に出場して打率.234、2本塁打、6打点だった。「元からですね。バネとかはやっぱりちょっと違うなと思います」と、柳田も潜在能力を高く評価する。まだまだ荒削りではあるが、秘めた才能を感じ取っていた。
「まだまだ2年目ですし、やることはたくさんある。そこは自分で考えて、怪我せずに毎日考えながら野球をやってほしいと思います」と、毎日が勉強になっていくはず。イヒネも「ずっと憧れている選手で、せっかく同じチームに入ったので、お願いするしかないと思いました。たくさん一緒に過ごさせてもらって、実力の差というか、そういうものを感じています」と前だけを向いて励んでいる。まずは2軍戦、いつかは同じ舞台に立てることを、柳田も望んでいる。