大学卒業→就職を選ばず「心残りがあった」 決意のチア7年目、胸に秘める大きな目標
西崎光さんは今春大学を卒業、「ファイターズガール」継続を決断
2024シーズンに向けて準備が進むプロ野球界。12人の新メンバーを迎え新体制となったファイターズガールもまた、新たなシーズンに向けて始動している。キャプテンを務めるのは、同チーム歴代最長となる活動7年目の西崎光(にしざき・ひかる)さん。キャプテンとなった心境、今季継続を決めた理由などを聞いた。
西崎さんは、今季ファイターズガールとして7回目のシーズンを迎える。今春大学を卒業、これまで過ごした6シーズンは常に学業と両立しながらの活動だった。
「高校1年生の冬にオーディションを受験して加入したため、学業との両立でファイターズガールの活動だけに専念できるシーズンがありませんでした。2023シーズンを終えた時、ファイターズガールとしてもっと活動したい、目標を達成したい、と心残りがあったんです」
6年の活動を経て、ファイターズガールへの思いはより強いものとなっていると実感。大学を卒業して就職ではなく、活動継続の道を選択した。掲げた目標のひとつにも活動継続への背中を押されたという。
「オールスターゲームに出演することがひとつの目標で、歴代の先輩たちが実力を評価されチームの代表として思いを背負い出演する姿にとても憧れ、目標となりました。憧れの先輩みたいになれるよう、努力していきます」
主将として「みんなの目標となれるよう精一杯努めます」
西崎さんは「6シーズンを過ごしてきて、キャプテンがチームに与える影響はとても大きい」と感じている。自身がキャプテンとなった今、心境を次のように語る。
「キャプテン就任のお話をいただき、身の引き締まる思いです。2024シーズンはメンバーの半分が入れ替わり経験の浅いメンバーが多いので、その任務の重大さから緊張感や不安な気持ちもありますが、今までの経験を生かせるありがたいチャンス。チームのキャプテンとしてふさわしいパフォーマンスを目指し、自分磨きを怠ることなく、みんなの目標となれるよう精一杯努めます」
さらにファイターズガールを代表して意気込みを表した。
「ファイターズとファンの皆さまを繋ぐ架け橋となり、どんな時もファンの皆さまと共にファイターズを全力で応援していきます。私たちのパフォーマンスを通して、たくさんの方に元気と活力を与え、笑顔になってもらえるよう、私たち自身も楽しみながら笑顔溢れるシーズンを過ごしていけたらと思います。ここ数年、同世代の女の子からも声をかけていただけることが多くなりました。同世代の女の子の目標・憧れとなるようなチームにすることも目標とし、プロのパフォーマーであるという意識をメンバー同士で高めあえるチームでありたいです」
多くの期待と注目を集め、チームとしての転換期を迎えつつあるファイターズガール。西崎さんをはじめとする24人でどのような盛り上がりを見せるのか、今季も目が離せない。
(「パ・リーグ インサイト」池田紗里)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)