今永昇太の譲渡金14億円の使い道は? DeNAオーナー説明「循環していくような球団に」
南場オーナーが旅立ちにエール「今永選手の凄さを世界中に見てほしい」
DeNAの新入団選手11人が26日、都内にあるDeNA本社オフィスを訪問して南場智子代表取締役会長(横浜DeNAベイスターズオーナー)による研修や名刺交換を行った。終了後に取材に応じた南場オーナーは、カブスに移籍した今永昇太投手の譲渡金の使い道について「できるだけ選手の強化に」と明かした。
ポスティングシステムを利用して移籍した今永の譲渡金は、最低982万5000ドル(約14億6000万円)。南場オーナーは「やはり選手を強化して、その選手が飛び立ってというところからのものですので、できるだけ選手の強化、選手にと、そういう循環が回っていくような球団にしたいと思います。一方で日米の差っていうのを埋めていくくらい、日本の野球界全体を拡大していかなければいけないなとも改めて認識しました」と話した。
2015年ドラフト1位で入団し、通算64勝を挙げてチームを支えた左腕。南場オーナーをはじめ、球団も快く送り出しており「大活躍してほしいですね。やはり今永選手の凄さを世界中に見てほしい」とメジャーの舞台で躍動することを心待ちにした。
また「ヘイ、シカゴ!」の第一声で爆笑をさらった入団会見も見ていたそうで「さすが。もうカブスのファンの心をつかみましたよね。1つ1つ大事に取り組んでいく選手。いいところが出たと思いますし、人気者になってほしいし、何よりも実績を出してほしいですね」とエースの旅立ちに温かいエールを送っていた。
(町田利衣 / Rie Machida)