DeNAオーナーを“虜”にしたドラ1の「吸収力」　すかさず感謝…合致する球団理念

南場オーナーが度会に「伸び伸びしていて明るくていいですね。楽しみ」

　DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手（ENEOS）が、またしても持ち前の明るさと“コミュ力”を発揮した。都内にあるDeNA本社オフィスを訪問して南場智子代表取締役会長（横浜DeNAベイスターズオーナー）による研修を受け名刺交換などを行った。終了後には南場オーナーを「伸び伸びしていて明るくていいですね。楽しみです」と笑顔にさせた。

　社会人を3年経験しているとあって、名刺交換は難なくクリアした度会。南場オーナーも「緊張もしていなくて、すごく良かったです」と太鼓判だ。さらに講義の時間には、常にうなずきながら、言葉一つ一つに聞き入っていた。

　講義終了後にはすかさず「とても参考になるお話をありがとうございました！」と率直に感謝の意を示した。その姿には、南場オーナーも「やはり、とても素直な吸収力のある人。自分の感情とかも表にちゃんと出すような。だからチーム全体にとって非常にいい影響があるのではないかと思いますね。早く上で定着するくらい頑張ってほしいなと思いますね」とチームにもたらす好影響を口にした。

　2月1日から始まる春季キャンプは1軍スタートが決定しており「凄く楽しみです、キャンプで見るのが」と期待。度会は常に「見ている人を笑顔にする」と掲げているが、それは球団の理念とも合致する。「ぜひお願いしますよ、と。皆さんを長く色々とお待たせしているので、その気持ちは大事ですしプロして基本ですよね」。悲願の優勝へ、ドラ1が持つパワーには南場オーナーも注目せざるを得ないようだった。

（町田利衣 / Rie Machida）