ド軍入り前に決まっていた“送別会” 最年長が由伸らへ配慮…支払いは「まぁまぁまぁ」
オリックス・比嘉幹貴「思っていたよりも人数が多かった」
予想をはるかに超える参加人数に、幹事を務めた最年長は目を細めるばかりだった。オリックスの比嘉幹貴投手は、25日に開催された山本由伸投手らの“送別会”を、同僚の平野佳寿投手と計画を立てた。
午前中にゴルフを実施し、夜には韓国料理を楽しむ送別会には、20人を超える選手らが集結した。41歳の比嘉は「みんなが集まってくれてうれしかったですね。思っていたよりも人数が多かったので、よく喋れた人と今回は話せなかった人もいるんですけど……。でも、終始笑い声が絶えない楽しい会でした」と満足そうに振り返った。
プランは「2か月前」から組まれていた。「最初は(幹事の)僕と平野だけでした。11月くらいに由伸から『ご飯に連れて行ってくださいよー!』という感じで言ってもらっていたんです。それで『じゃあ行こうか!』という流れでした」。冷静な表情で経緯を説明すると、次第に笑みを浮かべた。
「計画している時に『みんなの予定が合わない』となったので……。そこで『絶対に1月25日ね!』という風に決めました。各自の予定もあると思いましたし、由伸もバタバタしていると思ったので、結構、前からの日程調整でしたね」
参加人数を集っていると次第に人数が増えた。「少ないよりかは、多い方が良いかなとなって。もう少し人数を増やそうとしたら……。最終的に20人以上になったんです(笑)。森(友哉)とかも来たいと言ってくれていたんですけど、自主トレの日程があって……。何人か来れないメンバーもいましたけど、由伸、近藤(大亮)、黒木(優太)を送る会ということになりました」。
今季から3選手は違うユニホームを着ることになったが「寂しい気持ちはまだなかったですね。いつもの1月の雰囲気でした。『あけましておめでとう!』から始まる会でしたね。僕は(在籍が)オリックスだけなので、他のチームの雰囲気は知らないんですけど……。すごく良い感じなので、引き続きずっと……という感じですね」と願った。
幹事は2人で務めたが「ゴルフは平野が仕切って、食事会場は安達に任せて(笑)。僕は見守るという流れで」とニッコリ。20数人で楽しんだ会の支払いは平野佳と折半した様子で「まぁまぁまぁ(笑)。みんなが喜んでくれてよかったですね」と“太っ腹”の41歳は、目を輝かせた。4連覇&日本一奪回へ。オリックスナインは、いつも心を1つにする。