大谷翔平の偉大さを「理解していない」 地元記者語る現状…NYでは「認識されないかも」

夕食会に出席したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
夕食会に出席したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

ヤンキース番記者語る現状…大谷は「大統領みたいだ」

 ドジャース・大谷翔平投手は今や国民的なスターとなったが、米国ではどうなのか。27日(日本時間28日)にニューヨークで行われた全米野球記者協会(BBWAA)主催の夕食会に出席。MLB公式サイトのヤンキース番、ブライアン・ホック記者は「彼の人気がどれほど大きいか私たちは実際には理解していないと感じています」と話した。

 この日、大谷は黒のタキシード姿で登場。元アストロズ監督のダスティ・ベイカー氏に「ルックスもいい」と言われると、照れ笑いを見せていたが、その後、日本語一切なし、すべて英語のスピーチで参加者を虜にした。

 同記者は大谷について「彼は大統領みたいなものだ」と表現。「エルヴィス(・プレスリー)にビートルズを足したような存在。エルビス+ビートルズ+松井秀喜。プラス松井秀喜だよ!!(笑)」と世界的スターと、かつてニューヨークを沸かした松井氏の名前も挙げ絶賛した。

 一方で、アメリカでは野球人気が低迷中。ニューヨーク市民の中には大谷のことを知らない人も。「彼が今日ニューヨークの通りを歩いても、おそらくあまり認識されないでしょう。それは東京では不可能です。絶対にです」と現状を語った。「ニューヨークシティやアメリカ合衆国のどこかに行っても、人々は彼を知らないかもしれません」とした。

 ただ、同記者は「彼が日本のどれほどのスターであるか、私たちは実際には理解していないと思います」と大谷の偉大さを語った。二刀流は今年からドジャースでプレーする。ハリウッドは「スターが生まれ、映画が作られ、おとぎ話が実現する場所」。同記者はニューヨークでプレーしてほしいという思いもあったが、「今回のFAでのドジャース移籍以上に良い結果は考えられない」と二刀流の選択に納得していた。

(Full-Count編集部)

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