ホークス5連勝で最多貯金30 サファテが29回連続奪三振の日本プロ野球記録
寺原が無傷6勝目、サファテは27セーブ目
首位を独走するソフトバンクが2日、敵地での西武戦で4-3で勝利し、5連勝で貯金を「30」とした。寺原が7回3失点と粘りの投球を見せ、無傷の6勝目を挙げた。この日2位日本ハムがロッテに敗れたために、最大差となる8.5ゲーム差となった。
ソフトバンク打線はこの日プロ初先発となった西武ドラフト1位ルーキー高橋光を攻め、2回1死満塁とチャンスを作ると、牧原の押し出し死球で先制。4回には再び無死満塁の好機を作ると、鶴岡がライトへ2点タイムリーヒットを放った。ここで高橋光が降板し、宮田がマウンドへ。ソフトバンクはさらに牧原が犠牲フライを放ち、この回3点を奪った。
味方の援護を受けた寺原も粘りの投球を見せる。3回、6回と満塁のピンチを迎えながらも要所を締めて無失点で切り抜けた。しかし7回、秋山、脇谷にヒットを許し、2死一、二塁とされると、中村にバックスクリーン右に30号3ランを浴びて1点差に詰め寄られる。
それでも8回を五十嵐、9回をサファテと継投し、1点のリードを死守。サファテは秋山、脇谷から連続三振を奪い、5月8日の楽天戦から29イニング連続奪三振をマーク。張誌家が2002年の西武時代にマークした28イニングを上回り、日本プロ野球を打ち立てた。
サファテは27セーブ目で、29イニング連続三振の間、55三振を奪っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count