大谷翔平、重いボールを「うりゃー」 術後144日で衝撃リハビリ…関係者「いい感じ」

練習で汗を流すドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
練習で汗を流すドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は重いメディシンボールを寝ながら受け止め天に返すトレーニング

 ドジャース・大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、米アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設でトレーニングを行った。初日の前日9日(同10日)は屋内で調整したが、この日はフィールドへ。練習の最後には重量のあるメディシンボールを使ったトレーニングで、右肘手術からの復活へ順調な仕上がりを見せた。

 昨年9月19日の右肘靭帯の手術から144日後。大谷が衝撃的なトレーニングを見せた。地面に横になった大谷に、球団トレーナーがメディシンボールを落とす。その重いボールを両腕で受け止め、「うりゃー」と天へ向かって返す――。右肘のリハビリメニューの一環だろうが、かなりのハードワークに見えた。練習を見守った球団関係者は「いい感じです」と目を細めた。

 すでに大谷はマシン打撃をキャンプ前に再開。上体がのけぞるようなフルスイングを見せている。とはいえ、いかにも右肘に負担がかかりそうなメニューをこなせているとは……。「このまま順調にいけば、もともと間に合うスケジュールできている。そのスケジュールでいけば間に合うと思う」と話しているが、3月20日に韓国で行われるパドレスとの開幕戦へ視界良好と言っていい。

 キャンプ2日目は「1080スプリント」という機器を使ってトレーニング。「あーダメだ」と声を上げながらも下半身をいじめた。その後、バットを持って室内のトレーニング施設へ。「ラボ」と呼ばれる施設では映像などを撮り、打撃や投球動作を確認できるという。球団関係者によると、同施設はまだ工事中で、いずれは動作解析など最新鋭の機器が揃えられるという。

 今後は投手を相手にした打撃練習などを行い、開幕へ向けてペースを上げていく。「強度はもう100に近い。マシンや実際の投手の球を打つ段階にきている」。右肘手術からの打撃復活へ、順調に歩みを進めている。

【実際の様子】大谷翔平が苦悶の表情を浮かべながら…汗を流す姿が「尊い」

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