49歳・松井秀喜氏が“待望”の柵越え 両腕突き上げ大喜び「感触は良かった」
フリー打撃を行い、14スイング目で右翼ポール際に運んだ
巨人宮崎キャンプで臨時コーチを務めている松井秀喜氏(ヤンキースGM付特別アドバイザー)が14日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎でフリー打撃を行い、14スイングで1本の柵越えを記録した。右翼ポール際に運ぶと、本人も大喜び。「感触は良かったですよ」などと振り返った。
1軍の宮崎キャンプ最終日。臨時コーチ最終日を迎えた49歳の松井氏が打撃ケージに入った。佐藤豪貴打撃投手に対して14スイング目。右翼ポール際に舞った白球はスタンドに着弾した。松井氏は両腕を突き上げて歓喜の表情。見つめていた長野、坂本、丸、岡本和、秋広ら多くの選手から拍手が沸き起こった。
「感触は良かったですよ。昨日(13日)から、天気が良かったらという話はしていました。ファンサービスの一環で、決して選手に見せるためにやったわけではありませんよ」
6月12日に50歳になる。昨年11月に東京都八王子市で開いた野球教室では、初めて柵越え「0」。11日に同スタジアムで開催した野球教室でも強い逆風の影響もあり24スイングでノーアーチだった。
左から右へ吹いた緩やかな追い風にも乗ったホームラン。日米通算507発を誇る松井氏が、臨時コーチ最終日に“置き土産”を残した。