好調G投手陣VS好調S打撃陣 注目の首位攻防 勝つのはどっち
打撃成績上位を独占するヤクルト
8月に入り、プロ野球も佳境に入ってきた。セ・リーグは3日からゲーム差なしで首位に立つヤクルトと2位巨人が福島1試合と神宮2試合の直接対決3連戦を迎える。
注目はやはりセ界屈指の攻撃力を誇るヤクルト打撃陣を、こちらも好調の巨人先発投手陣がどのようにして抑えるのか。セ首位打者が川端(.333)、2位が山田(.330)、打点は1位が畠山(75打点)、2位が山田(64打点)、本塁打は山田が1位(24本)、2位が畠山(21本)と打撃成績上位にはヤクルト勢がひしめいている。
一方、巨人の先発は目下、交流戦後から5連勝中で、静岡のヤクルト戦では完封勝利を挙げたマイコラス。今季初登板だが、ファームでも成績を残した小山が2戦目、3戦目に防御率リーグトップ、ここまで8勝をマークしているエース・菅野が登板する。小山は未知数だが、マイコラスや菅野はリーグ屈指の好成績を残しているため、実力伯仲の戦いとなりそうだ。
巨人の打線は好不調の波が大きく、投手を援護できない試合が続いている。ヤクルトはその反面、先発投手の駒がいるわけではない。巨人は打線、ヤクルトは先発投手陣がウイークポイント。巨人は先取点を取れるか、ヤクルトは館山、小川、石川ら経験のある先発投手がどこまで粘れるかがで勝負の行方は決まってくるだろう。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count