MLBで「日本帰り」のコーチ増加 元中日パウエル「日本の経験を見込まれて」
中日で3年連続首位打者のパウエル氏「日本での経験がとても役に立っている」
最近のメジャーリーグでは、過去に日本のプロ野球でプレーした経験を持つコーチが増えている。
1996年まで阪神でプレーしたスコット・クールボーは今季からオリオールズの打撃コーチに就任。ブルージェイズでは元中日のブルック・ジャコビーが打撃コーチ、元横浜のピート・ウォーカーが投手コーチを務める。西武と広島で活躍したバン・バークレオはインディアンスの打撃コーチ、元阪神のデーブ・ハンセンはエンゼルスの打撃コーチをしている。
その他にもナショナルズの打撃コーチを務めるリック・シュー (元日本ハム)、同一塁コーチのトニー・タラスコ(元阪神)、レッドソックス・ベンチコーチのトーリ・ロブロ(元ヤクルト)、ダイヤモンドバックス三塁コーチのアンディ・グリーン(元日本ハム)、ホワイトソックスのブルペンコーチ、ボビー・シグペン (元ダイエー)など、日本のプロ野球ファンにとっては懐かしい顔が並ぶ。
中日で1994年から3年連続首位打者に輝くなど活躍したアロンゾ・パウエルは帰国後、マイナーでプレー。現役引退後はマイナーの監督、コーチを経験した後、2012年からパドレスで打撃コーチ補佐を務めている。パウエルは「自分は米国で実績がない。日本でプレーした経験を見込まれてチャンスを得た」と話す。