表情を歪めて首かしげ…大谷翔平“異次元の移籍1号” 超人も仰天した肉体の進化
昨年9月に右肘手術、今季は「ちょっとマイナスからのスタート」も…
ドジャース・大谷翔平投手の“移籍1号”はいろんな意味で規格外だった。弾丸ライナーがバックスクリーン右へ飛び込んだ直後。打席を外した大谷は表情を歪めてうつむき、そして首を傾げていた。あれが会心の当たりではなかったのか……。報道陣の取材対応はなかったため真相は分からないが、決して納得の一撃というわけではなさそうだった。
昨年9月に右肘を手術し、このキャンプはリハビリ組としてスタート。ロバーツ監督から「誰よりも自分の体をよく分かっている」と独自調整を許され、野手組から離れて自己流キャンプを送っている。ただ、トレーニングは「デジタルブラジャー」や「1080スプリント」と呼ばれる最先端の器具を使って下半身中心に強化。このオフは「上半身は重いウエートは使えなかった。ちょっとマイナスからのスタート」というが、それを感じさせない一撃だった。
一発を生み出した肉体に周囲も興味津々だった。この日、“超人”こと糸井嘉男氏がドジャースの取材に。大谷の鍛え上げられた肉体について、ポツリとつぶやいた。「触りたいね。凄いっすね」。現役引退から1年以上が経ったが、今も筋骨隆々の糸井氏を唸らせるとは……。大谷の肉体も超人に違いない。
大谷が投手の球を打つのはエンゼルスに所属していた昨年9月3日(同4日)の敵地・アスレチックス戦以来169日ぶりだった。3月20日に韓国で行われるパドレスとの開幕戦まで1か月ある。よりパワーアップした姿が期待できそうだ。