「野球は最優先ではない」で炎上…レンドンに擁護の声 本音は「多くの人がそう思う」
全体キャンプ初日の取材で「生計を立てるために仕事をしている」と発言
エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手は19日(日本時間20日)、全体キャンプ初日の取材で「私にとってそれ(野球)が最優先事項だったことは1度もありません。仕事です。生計を立てるために仕事をしている」と発言した。これがSNS上では炎上状態になったが、米球界からは擁護の声も上がっている。
アリゾナ州テンピで取材に応じたレンドン。米メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者が発言を速報すると、ファンからは様々な反応が寄せられた。2019年オフに7年総額2億4500万ドル(当時266億円)で加入したが、度重なる負傷で4年間での出場は200試合。打率.249、22本塁打と低迷している。
しかし、米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・スポーツ」に出演した元ツインズのトレバー・プルーフ氏は擁護。「この件について、レンドンに対して厳しくなりすぎている。MLBでアンケートを実施すれば、全く同じように感じる選手は多いだろう」と指摘した。
さらに「野球は神経がすり減る。ビジネスの面が。この契約を結べば立派な市民にならないといけないし、球団のため出来ることの全てをやらなくてはいけない。なぜなら大金が支払われたからだ。でも本音を言えば、多くの人がそう思う」とも。近年では家族を理由にシーズン中でも長期離脱する選手も多い。
また、同番組の司会を務めるクリス・ローズ氏も「アンソニー・レンドンだから反感的な意見が寄せられる。彼の過去の発言だったり、やってきたことに対してだ」と指摘。「『野球をプレーするためにこれだけお金を貰っている』『(それだけ貰って)何故足りない?』という意見があるかもしれないけど、それは彼らのスキルのおかげで、並外れているからだ。速報案件ではないよ」と理解を示している。
(Full-Count編集部)