DeNA助っ人が感激した“日本の味” コスパ以外にも…週3で焼肉「安安」に通うワケ
ウェンデルケンはキャンプ中に「安安」通い「大好きなんだ」
DeNAのJB・ウェンデルケン投手には、沖縄・宜野湾キャンプでドハマり中の店がある。「I love it!」と声を弾ませたのが、七輪焼肉「安安」だ。名前の通りにリーズナブルで、高いコストパフォーマンスを誇る焼肉チェーン店。「あそこに行くといい時間が過ごせるんだ。今年は週3くらいで通っていて、1人でも4、5回は行ったかな」と誇らしげに明かした。
焼肉が大好物で、来日1年目だった昨春のキャンプで「安安」に初挑戦。気に入りはしたものの、注文の際に使うタブレット端末の使い方をマスターできず、1か月で3、4度足を運んだだけだった。しかし「今年はもう、エキスパート」。不便がなくなり、通い詰めるまでになった。
米ジョージア州サバンナ出身で「田舎なので、自分で肉を買ってきて庭の裏で焼くのに慣れていた。大きい街に行けばあったかもしれないけど、簡単で楽に食べられる焼肉が大好きなんだ」。ウェンデルケンにとって焼肉は、お気に入りの“日本の味”でもある。
とはいえ推定年俸は1億7500万円。大きなお世話ながら、超高級店に通っていてもおかしくないが「安安の一番好きなところは、お得感。おいしいのに好きなだけ食べられる」と力説する。同店のホームページによれば、看板メニューの「安安カルビ」は290円(税込319円)というお手頃さ。「貧しい環境で育ってきたので、忘れないようにというのもある」と“初心”を大切にする表れでもある。
食べる量も非常に多いそうで「僕は12人前とか食べるから、ほかの店だと1万円以上するけど、安安だと6000円とか。スーパーさ」と惚れ込んでいる。新加入選手への“布教活動”も行っており「ウィックを連れて行ったら気に入っていた。まだそこまでハマってないけど、彼もだんだん分かってくるはず。時間の問題です」と自信ありげだった。
昨季は61試合の登板で防御率1.66の好成績で、シーズン終盤には抑えも任された。今季もチームに欠かせない右腕は「僕が野球界で最も安安を愛する男だと思います。今日も治療のあと、行くと思うよ」。そう言って幸せそうに笑い、宿舎へと帰っていった。