韓国との違い「日本投手は正面勝負しない」 元阪神助っ人が激白「球速も制球力も高い」

元阪神のミゲル・ロハスJr.【写真:荒川祐史】
元阪神のミゲル・ロハスJr.【写真:荒川祐史】

韓国復帰のロハス・ジュニア「日本での経験によってチームを助けられる」

 2020、21年に阪神でプレーしたメル・ロハス・ジュニア外野手が、日本時代に苦しんだ理由を明かした。今オフに古巣のKTウィズと90万ドル(約1億3000万円)で契約してKBO復帰。韓国メディア「OSEN」のインタビューで、「ストライクを絶対投げない。最初からボールを投げて正面勝負をしない」と語った。

 2010年ドラフト3巡目(全体84位)でパイレーツ入りしたが、メジャー昇格ならず、2017年にKBO(韓国プロ野球)のKTに移籍。2020年には打率.349、47本塁打、135打点をマークするなど活躍し、2021年に鳴り物入りで阪神に加入した。しかし、在籍2年間で149試合に出場して打率.220、17本塁打に終わった。

 キャンプ地で取材に応じ、挫折を振り返った。「日本と韓国は違うスタイルの野球をするので、良いこと悪いことを申し上げることはできないが、打者として何か話をしなければならないとすれば、日本は韓国より球の速い投手が多い。制球力のある投手も多かった」。適応できなかった理由を自分なりに分析する。

 さらに「韓国の投手たちは、ある状況で正面勝負を必要とすれば自信を持って勝負に入ってくるが、日本の投手たちは本人がとても有名で優れた投手であっても、私がその前の打席で打っていたら、ストライクを絶対投げない。最初からボールを投げて正面勝負をしない」とも。日本と韓国の違いを語っている。

 一方、日本での苦い経験も糧にして努力を続けている。「2020年よりも良くなったロハスをお見せする。身体的には2020年と大きな違いを感じていない。これまでの日本、ドミニカ共和国での経験によってチームを助けられると思う」。33歳で迎えるシーズン、韓国でかつての輝きを取り戻せるのか注目だ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND