山川穂高、古巣・西武から一発も「意識してなかった」 どすこい披露「やり続けます」
第1打席で逆転2ラン「打った瞬間、いったかなと思いました」
ソフトバンクの山川穂高内野手が28日、宮崎市の生目の杜運動公園アイビースタジアムで行われた古巣・西武との「球春みやざきベースボールゲームズ」で本塁打を放った。「4番・DH」で出場すると、初回2死一塁でドラフト1位ルーキーの武内から左中間スタンドへ逆転2ラン。ベンチへ退いてからは「いい打ち方ができたので、打った瞬間、いったかなと思いました」と振り返った。
先発の和田毅投手が1点を先制されて迎えた攻撃だった。2死から井上朋也内野手が左前安打で出塁して打席へ。1ストライクからの2球目、外角低めへの変化球を捉えると、打球は左中間スタンドへ突き刺さった。昨季まで所属した西武を相手に、いきなり最初の打席で本塁打。ダイヤモンドを一周し、ベンチではどすこいポーズも披露した。
試合前には昨季までのチームメートとも再会し、言葉を交わすシーンもあった。「特別というよりは本当にずっと長いことやっていたメンバーなので、久々に会えてとても嬉しかったですし、昔と変わらず、接してくれる後輩たちがいっぱいいたので、嬉しく思いました。ただ試合のときはそんなに意識してなかったです」。懐かしむ一方で試合では特に意識することなく臨んでいたという。
古巣を相手に披露した“どすこいポーズ”。前回は柳田悠岐外野手のリクエストに応じたものだったが、この日は「そういうこと(誰かに求められたわけ)ではないですよ。やり続けますんで、打てば。(シーズン中も)やると思います」と、新天地でも代名詞は継続するつもり。「ホームラン打つ前の1日を大事にしてるんで、打って嬉しい流れではやりますけど、“どすこい”をやるっていうのが先に来ることは絶対にないです」とも語った。
この日で1か月に及ぶ宮崎での日々が終わり、福岡へと戻る。移籍1年目のキャンプを終え「非常にやりやすくしていただきましたし、キツい練習もいっぱいあったんですけど、キツい練習もいっぱいして、自分の練習の時間もいっぱい取れたので、そこのバランスは非常に充実していました。対外試合で、打った打っていないっていうのももちろんあるんですけど、それよりはキャンプの内容が充実していたので、そこが一番かなと思います」と振り返っていた。
(Full-Count編集部)