山本由伸は「あっという間に球が来る」 新人王候補が大絶賛…安打は「プラン通りに」
レンジャーズのカーターは初対戦で山本から中前打を放った
■レンジャーズ 6ー4 ドジャース(日本時間29日・アリゾナ)
ドジャースの山本由伸投手は28日(日本時間29日)、敵地レンジャーズとのオープン戦で2回1安打無失点3奪三振で上々のデビューを果たした。唯一の安打を放った21歳のエバン・カーター外野手も絶賛。「信じられないピッチャーだ」と熱く語った。
この日、山本とカーターは1回1死で対戦。カウント1ストライクから内角気味の直球を中前に運んだ。その後、山本はラングフォードを三ゴロ併殺に仕留め切り抜けると、2回は2つの三振をスプリットで奪った。
カーターは「今日は試合前にケージに入って、試合本番のつもりで臨んだ。彼は本当に素晴らしいものを持っている。対戦できたことは、エキサイティングだった」と振り返った。映像やレポートを見て試合に臨んだ。「特に彼みたいな投手と対戦する時は、幸運を祈って当てずっぽうで臨みたくはない」と準備万端だったようだ。
その後も、「私には投げてこなかったけど、スプリットかな。ベンチから見て、スプリットが彼のベストピッチだと思う」と2三振を奪った決め球を称賛。カーブは「普通の変化をしなかった。内角低めに投じられたカットボールとスライダーのコンビネーションはとても有効的だ」と多彩な変化球にも言及していた。
初対戦はカーターに軍配。「彼は本当に力強い球を投げるし、あっという間に球がくる。少し早めに振って、センター方向にライナーを打つことを意識した。プラン通りにいったよ」と嬉しそうだった。ともに新人王候補として名前が挙がっている。「いいキャリアを築くだろう」と敬意を示した。
(Full-Count編集部)