巨人OBが太鼓判「やはり能力は高い」 ドラ1逸材の光る才能…打者を翻弄した投球術
西舘勇陽のマルチクイック投法、高橋尚成氏がYouTubeチャンネルで分析
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手が取り組んでいるという「マルチクイック投法」について解説している。
マルチクイック投法とは、クイックのモーションを速くしたり遅くしたりし、打者のタイミングをずらす投球術だという。2月25日に行われたヤクルトとのオープン戦(那覇)では、丸山和を3球で追い込むと、クイックのタイムを3球目の1秒4から4球目は1秒8にずらし、中飛に仕留めた。高橋氏はこう解説する。
「タイミングが崩れたことによって、差し込ませることができたんじゃないかなと。自分で感じながら、これはちょっと変えたほうがいいぞとか、変化を出した方がいいぞとかっていうので、難しいんですけど。3次元の奥行きを使っての攻め。やはり能力は高いんじゃないかなって僕は思います」
先発ローテーション入りだけでなく、守護神としての期待の声も上がっている。高橋氏は「スタートしたばかりなのでまだわからないですけど、とりあえずは先発でやっていくんじゃないかな」と予想。マルチクイック投法の習得で「ますますこれで期待がかかるんじゃないかなというふうに思います」とした。