韓国メディア皮肉「誰がパワーないと?」 懸念された169億円契約…吹き飛ばす特大弾
ジャイアンツのイ・ジョンフが、打球速度176.5キロの特大弾を放った
■Dバックス 2ー1 ジャイアンツ(日本時間3月1日・スコッツデール)
ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ)外野手は2月29日(日本時間3月1日)、ダイヤモンドバックスとのオープン戦で“メジャー初アーチ”を放った。打球速度109.7マイル(約176.5キロ)、飛距離418フィート(約127.4メートル)の特大弾に、韓国メディアも「みんながビックリした」と伝えている。
「1番・中堅」でスタメン出場すると、3回2死走者なしで迎えた第2打席だった。カウント1-2からライン・ネルソン投手が投じた94.7マイル(約152.4キロ)の直球を捉えた。打球は弾丸ライナーであっという間に右中間スタンドへ着弾。それでも二塁まで全力疾走、スタンドインを見届けるとスピードを緩めた。
韓国のイチローと呼ばれ中日で活躍した李鍾範(イ・ジョンボム)氏を父に持ち、愛知県名古屋市で生まれた。昨年12月に6年総額1億1300万ドル(約169億円)で大型契約。コンタクトヒッターとして高い評価を得る一方、パワー面では懸念の声も。しかし、2試合で打率.500、OPS1.667と不安を払拭している。
韓国メディア「SPOTVニュース」は「誰がこの時点でパワーがないと言った?」と前評判への皮肉を込めた見出しで報じた。「イ・ジョンフを巡る先入観を綺麗に飛ばす。今年の強力な新人王候補ということも再証明された」などと伝えている。ドジャースの山本由伸投手との新人王争いにも注目が集まる。