ヤ軍エース激昂「私は忘れない」 “最悪の詐欺師”と呼ばれて1年…再発した因縁
ブ軍エースのマノアは過去にコールを批判「最悪の詐欺師」
■ヤンキース 8ー4 ブルージェイズ(日本時間2日・タンパ)
同地区のライバル球団で新たな因縁が生まれそうだ。ブルージェイズのダニエル・ボーゲルバック内野手は1日(日本時間2日)、ヤンキース戦に「2番・DH」で出場すると、初回にオープン戦1号を放った。打った瞬間の確信弾にバット投げを披露したが、これに苛立ちを示したのが、他でもない打たれたゲリット・コール投手だ。
MLB公式のヤンキース番、ブライアン・ホッチ記者によると、試合後の取材に応じたコールは「ああ。今日は何日? まだ2月? 3月1日? ああ、彼はホームランを楽しんだようだね」とコメントしたという。カナダメディア「ザ・スコア」のジョシュ・ゴールドバーグ記者も「本塁打を打った際にゆっくり走ったブルージェイズのボーゲルバックに対してコールは不快感を示した」と題した記事で、右腕のコメントを紹介した。
コールとブルージェイズの“因縁”は今回に限った話ではない。2022年8月の試合でも、アーロン・ジャッジ外野手がアレク・マノア投手に死球を受けて一触即発の状態になると、ベンチから出てきたコールとマノアがにらみ合う一幕もあった。マノアはコールについて、粘着性物質を使用した疑いから「最悪の詐欺師」と呼ぶなど、過去に複数回にわたって批判してきた。
1日(同2日)の試合後、ボーゲルバックのバット投げについて今後も覚えているかと問われたコールは「私は多くのことを忘れない」と回答。今季のヤンキース対ブルージェイズ戦は計13試合組まれている。果たして2023年のサイ・ヤング賞投手の“リベンジ”は見られるだろうか。