ヤ軍天才打者は「メッツのもの」 “場外戦”が勃発か…大谷超え契約の可能性も

ヤンキースのフアン・ソト【写真:ロイター】
ヤンキースのフアン・ソト【写真:ロイター】

「フアン・ソトを応援するんだ、ヤンキーに声援を送ろう」

 早くもメッツファンの想いは2024年のオフに目が向いているのか。ヤンキースのフアン・ソト外野手を巡り、ニューヨークの地元ラジオ局が早くも“勧誘合戦”。異例の行動に米ファンも「必死だな」「今シーズンがすでに終わってることを知っているんだね」と反応している。

 ニューヨーク地元ラジオ局「WFAN」の「The Brandon Tierny and Sal Licata Show」でサル・リカータ氏は、今オフにFAを迎えるソトに対し、メッツが獲得の意思があるとの報道を聞くと「彼はメッツに来ると思う! 固く信じている!」と大興奮。「彼がヤンキースにトレードされる前からこうなることを感じていた。(オーナーの)スティーブ・コーエンはフアン・ソトを獲得するために全力を尽くすだろう」と言及した。

「何かがある。私はそれを感じる……ソトは最も高額な契約を選ぶのではないか。そして、メッツが最も金を出すと確信している。彼がメッツを選ぶと心から信じている」とリカータ氏。さらに今シーズン、ヤンキースがメッツの本拠地を訪れた際に“すべきこと”を提案した。

「メッツファンは前例のないことをすべきだと思う……フアン・ソトを応援するんだ、ヤンキーに声援を送ろう」とリカータ氏は言う。「それが今年のメッツファンに私が望むことだ。自信を見せよう。ヤンキースファンの皆さん、今を楽しんでくれ。来年、彼は我々のものになる。私たちは今すぐ彼に愛を示すんだ」

ヤンキースとメッツのファンは“犬猿の仲”…提案に批判の声殺到

 メッツとヤンキースは同じニューヨークを本拠とし、毎年サブウェイ・シリーズを戦う。しかし両チームのファンは“犬猿の仲”。メッツのシティ・フィールドにヤンキースが訪れた際は大ブーイングが鳴り響き、逆もまた然りだ。リカータ氏の異例中の異例とも言える呼びかけに、呆れるファンは多いようだ。

「昨年、オオタニの時もやらなかった? 一昨年のジャッジの時も?」「必死だな」「もういいよ」「今シーズンが始まってもいないのに、来シーズンの夢を見ている典型的なメッツファン!」「聞くに堪えない」と批判の声が殺到している。

 25歳のソトは2018年に19歳にしてメジャーデビューし、通算6年で160本塁打、OPS.946、シルバースラッガー賞を4度受賞。このオフにパドレスからヤンキースへトレード移籍した。年俸調停権を持つ選手としては、ドジャース・大谷翔平投手を抜いて史上最高額の3100万ドル(約45億円)で契約合意。FA市場では5億ドル(約747億円)以上の契約を結ぶ可能性も指摘されている。果たして天才ソトを手にするのはメッツか、はたまた……。

(Full-Count編集部)

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