元DeNAバウアーは「日本に戻らない」 MLBオファーまで浪人生活か…米記者見解
USAトゥデイ紙ナイチンゲール記者「日本に戻るようには思えなかった」
昨季DeNAに所属したトレバー・バウアー投手は10日(日本時間11日)、米国を拠点に活動してプロ入りを目指す「アジアンブリーズ」の一員としてドジャースのマイナー戦に登板し、3回1失点無失点と好投した。メジャー復帰へ猛アピールしたが、USAトゥデイ紙の敏腕記者ボブ・ナイチンゲール氏はどう見たのか。
球団公式X(旧ツイッター)によると、3イニングで43球を投げて1安打無失点。最速99マイル(約159.3キロ)のフォーシームで4奪三振をマークした。アピールには十分な投球内容だったが、ナイチンゲール記者は「ここ1年半とか2年間、誰も彼にオファーをしていない。だから誰かが考え直すか注目だね」と話すにとどめた。
レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞に輝いたバウアーは、ドジャースに移籍した2021年に性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、324試合の出場停止処分を受けた(後に194試合に軽減)。以前からバウアーのメジャー復帰は厳しい見解を示していたナイチンゲール記者は「今日の投球は重要ではないと思うよ。変わることはない」と断言。メジャー球団から即オファーということはなさそうだ。
それなら、DeNAなど日本球界を再び目指すのか。ナイチンゲール記者は「彼はそうしないように思うね。そのことについて質問したことがあるが、日本に戻るようには思えなかった」。ただメジャー復帰だけを目指し、しばらく浪人生活を送ることになるのだろうか。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)