21歳逸材は「プロでも簡単に打てない」 巨人OBが太鼓判押す未来「160キロ出る」
愛工大の中村優斗は侍Jトップチームデビューで1回無安打無失点1K
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、最速157キロを誇る中村優斗投手(愛工大)の160キロ到達に太鼓判を押した。自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」で投球を分析。侍ジャパンでの快投に「こんなアマチュアいるの? ってくらいの投手」と目を丸くした。
中村は野球日本代表「侍ジャパン」トップチームに抜擢され、「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」に出場した。7日の第2戦で金丸夢斗投手(関大)のあとを受け、1回11球無安打無失点1奪三振。11球中7球を占めた直球は全て155キロ以上で、縦のスライダーにはワンバウンドでも相手打者にバットを振らせた。
高橋氏は「曲がりが大きくて山があるスライダー。プロの打者でもそうそう打てないんじゃないかという球でした」と驚くと「夏場にかけたら(直球の球速)160キロ出るんじゃないかなという投手。昨年より10キロくらいパワーアップしているということで、スピードに関してはまだまだ出るのでは。体も凄く大きいし、下半身も凄くしっかりしているので、今年の秋のドラフトで上位で消えていく投手」と断言した。
金丸とともに「この2人はビックリしましたよ、本当に」と衝撃を受けた様子。2026年に開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)についても「(選出は)十分ありますね。即戦力で(プロに)入って1軍でバリバリ投げて、なおかつWBCのキーマン、キーマンというのはまだ早いかもしれないですけどメンバーに入ってバリバリ投げられるような投手」と高い評価を口にした。