トラウトの過小評価は「馬鹿げている」 19位に唖然…“戦友”が異議「気に入らない」
「ESPN」のランキングでトラウトは19位…オルソンとコレアが異議を唱えた
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が過小評価されていると、全盛期を知る“戦友”たちも異議を唱えている。米放送局「ESPN」が発表した「2024年のMLB格付け、野球界のトップ100」で19位。ブレーブスのマット・オルソン内野手、ツインズのカルロス・コレア内野手らが、本音を語っている。
今回のランキングについて、「ESPN」は複数の選手から感想を聞いた。その中で、オルソンはトラウトの順位に唖然としたという。「このリストは最近の出来事を重視しすぎだ。私はしばらくの間プレーして実績を築いてきた選手をより評価したいと思う……トラウトが19位なんて馬鹿げている」。昨年の2冠王はアスレチックス時代に同地区のライバルとして間近で見てきた。
また、アナリティクス(データ分析)に詳しいことで知られるコレアも同じ反応。「うーん、気に入らない。好きじゃないよ。確かに、彼は怪我のせいであまりプレーできてないけど、フィールドにいるときは、彼は確実にトップ5の選手だ」と、ベテラン選手が過去の功績を十分に評価されていないとした。
トラウトやブライス・ハーパーのようなスター選手を差し置き、昨季の新人王に輝いたコービン・キャロル外野手が10位に入った。その前年の新人王のフリオ・ロドリゲス外野手は18位。コレアは「私なら、フリオをキャロルよりも上位に選ぶと思う。(2年目は)最もタフなシーズンなんだ」と指摘している。
コレアは全体的な感想としては「とてもしっかりとしたリストだと思う。とても気に入っている。このリストを作った人たちは、野球のことを理解しているのがわかる」と高評価。一方、昨季は打率.230、18本塁打と不振に陥った自身の順位は78位と低かったが「来年は変わっているだろう」と自信を示した。
(Full-Count編集部)