メジャー未経験なのに…ボンズ級の破壊力「.806」 HRトップ浮上の怪物“トラウト2世”
レンジャーズのラングフォードはメジャートップに並ぶ5号満塁弾を放った
■レンジャース 7ー4 レッズ(オープン戦・日本時間15日・サプライズ)
メジャーリーグに新たな怪物が現れた。レンジャーズのワイアット・ラングフォード外野手は14日(日本時間15日)、アリゾナ州サプライズで行われたレッズとのオープン戦に先発出場。メジャートップに並ぶ5号満塁弾を放った。
3点リードの4回、1死満塁で迎えた第2打席で豪快弾を放った。ファーマーが投じた真ん中付近への4球目を見逃さず、打球は右中間スタンドへ一直線。試合後の時点で36打数13安打の打率.361、5本塁打、14打点、OPS1.248。OPSはメジャー単独1位、本塁打と打点は同1位タイ、打率は同3位の成績を残している。
2023年ドラフト1巡目(全体4位)でレンジャーズに指名され、まだメジャーデビューしていない22歳というから驚きだ。マイナーでは約半年でルーキーリーグから3Aまで駆け上がり、計44試合で打率.360、10本塁打、12盗塁、出塁率.480、OPS1.157と無双状態。開幕ロースター入りも射程圏内に捉えている。
ドラフト直前の昨年7月には、米メディア「バリースポーツ」がエンゼルスのマイク・トラウトと比較したほどの超逸材。また、スポーツデータを提供する「コーディファイ」によると、オープン戦の最初の43打席で記録した長打率「.806」は、2001~04年のバリー・ボンズの「.809」に匹敵する数字だという。
(Full-Count編集部)