鷹新助っ人が単独トップの3号　楽天左腕は7回途中無失点、西武・隅田は6回10Kの好投

パ・リーグ
2024.03.16

ロッテ種市は4回無失点、中森も3回零封の好投

　ロッテは16日、オリックスとのオープン戦（ZOZOマリン）に3-0で勝った。2回に中村奨吾内野手、茶谷健太内野手、田村龍弘捕手の3連打で1点を先制。6回には1死三塁から、途中出場の柿沼友哉捕手の犠飛で追加点を挙げた。8回には柿沼の適時打で3点目が入った。

　先発・種市篤暉投手は4回を2安打無失点と順調な仕上がり。2番手・中森俊介投手も3回1安打2奪三振無失点とアピールに成功した。

　敗れたオリックスは、ルイス・カスティーヨ投手が5回を6安打1失点。打線はわずか4安打に抑えられた。

　楽天はヤクルトとのオープン戦（神宮）に3-1で勝った。0-0で迎えた5回2死一塁から、田中和基外野手の適時二塁打で先制。6回も2死から岡島豪郎外野手が二塁打、村林一輝内野手とマイケル・フランコ内野手の連続適時打で2点を追加した。

　先発・藤井聖投手は立ち上がりから安定した投球。スコアボードに0を並べ、7回に2死一、二塁としたところで降板した。後を託された清宮虎多朗投手が後続を断った。8回はニック・ターリー投手が抑え、9回裏は則本昂大投手がソロ本塁打を被弾するも締めた。
　
　楽天は、左腕の藤井が6回2/3を5安打7奪三振無失点の好投で開幕ローテ入りへアピールした。打線では、田中和ら3選手に適時打が生まれ、岡島と太田光捕手がマルチ安打を記録した。

ハム加藤、鷹・大関、西武・隅田はいずれも6回1失点の好投

　日本ハムは巨人とのオープン戦（エスコン）に5-1で勝った。初回1死一、二塁からアリエル・マルティネス捕手の適時打で先制。1死満塁で万波中正外野手が2点打を放ち、初回に3点を奪った。

　2回には1死から石井一成内野手、松本剛外野手の連打でチャンスをつくり、フランミル・レイエス外野手の内野ゴロの間に1点を追加。続くマルティネスが2打席連続適時打を放ち、5点目を挙げた。
　
　先発の加藤貴之投手は2回に無死一、三塁から犠飛で1失点。6回を6安打無四死球1失点でマウンドを降りた。7回はパトリック・マーフィー投手が先頭に四球を与えるも、その後三振ゲッツーを奪うなど無失点。8回は金村尚真投手、9回表は河野竜生投手が3者凡退に抑えた。

　日本ハムは序盤から打線がつながり、主導権を握った。加藤が6回1失点の好投、中継ぎ陣も無失点リレーでつないだ。

　ソフトバンクは西武とのオープン戦（PayPayドーム）に2-1で勝った。4回にアダム・ウォーカー外野手が12球団単独トップの3号ソロを放ち、先制した。先発・大関友久投手は6回を3安打4奪三振1失点と好投した。

　7回は又吉克樹投手、8回は松本裕樹投手が無失点でつなぎ、その裏には四球で出塁した周東佑京選手が盗塁などで三塁へ。川村友斗外野手の一ゴロの間に生還し、勝ち越した。1点リードの9回は藤井皓哉投手が3者凡退に抑えた。

　ソフトバンクは、一発と足を絡めた攻撃で効率よく得点した。敗れた西武は、先発・隅田投手が6回を90球3安打10奪三振1失点で試合をつくるも、打線が6安打で1得点と決定打が出なかった。