6週間で180万円…雇われた22歳の日本人右腕 韓国野球で初の事例、助っ人離脱で訪れた機会
四国IL徳島の白川恵翔投手がKBOのSSGへ…「短期代替外国人選手制度」利用
独立リーグ、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに所属する白川恵翔投手が、6週間の期限付きで韓国プロ野球(KBO)のSSGランダースに移籍すると22日に発表された。今季から導入された「短期代替外国人選手制度」による入団で、韓国紙「中央日報」英語版によると、6週間で約180万円の収入を得るという。
白川は徳島・池田高出身の22歳で、身長182センチ、体重92キロの右腕。徳島の公式HPによると、今季は6登板で4勝1敗、防御率2.17。29投球回で31三振を奪っている。
中央日報によると、SSGは怪我のため少なくとも6週間欠場するロエニス・エリアス投手の代役として、白川と契約。KBOが導入した「短期代替外国人選手制度」を利用する最初の球団となった。SSGは日本の独立リーグを調査し、白川に白羽の矢を立てたという。
同制度は外国人選手が復帰まで6週間以上要する怪我をした場合、その期間中に新たな外国人を補強できる。代替外国人選手は最高で月10万ドル(約1570万円)までの収入を得る資格があるが、白川は、6週間で約180万円の収入を得ることになるという。
KBOは、この制度は外国人選手の長期離脱によって生じる「戦力の不均衡」に対処するものとしている。エリアスが復帰した場合、ランダーズがエリアスを放出しない限り、白川は退団となる。
白川は徳島の公式HPでコメントを発表。「NPBドラフト指名されるために、白川恵翔はKBOに修行しに行くことになりました。次に徳島のファンの皆様の前で登板する際には、韓国での経験を生かして進化した姿をお見せできるよう一生懸命頑張ってきます。また、SSGランダースでもしっかりと勝利に貢献できるよう最善を尽くしてプレーします」と決意を表している。異国でどんな投球を見せるか、注目される。
(Full-Count編集部)