「5.3億円の誘惑」日本を蹴った韓国大砲 マイナー降格の結末「あまりにも無謀な挑戦」
メッツとマイナー契約を結んでいた崔志萬は、開幕ロースターに含まれず
メッツとマイナー契約を結んでいた崔志萬(チェ・ジマン)内野手が、メジャーの開幕ロースターに含まれないことがわかった。日本時間24日、MLB公式サイトのアンソニー・ディコモ記者が伝えた。
韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「350万ドル(約5億3000万円)の誘惑、あまりにも無謀な挑戦だったか」との見出しで報じた。メジャー昇格を勝ち取れば、350万ドルを保障するというスプリット契約だったが、開幕ロースターから外れたことで、今後どのような選択をするかに関心が集まっているという。
2016年にエンゼルスでメジャーデビューし、ヤンキースとブルワーズを経て2018年途中にレイズにトレード移籍。2022年まで4年連続で2桁本塁打を放つなどブレークした。昨オフにパイレーツと契約し、夏のトレード期限を前にパドレスに移籍。しかし、計39試合に出場して打率.163、6本塁打に終わっていた。
メッツには不動の一塁手としてピート・アロンソ内野手がいるため、チェ・ジマンには厳しい争いになると予想されていた。さらには、21日(日本時間22日)に指名打者としてJD・マルティネス外野手を補強。しかし、オープン戦では37打数7安打の打率.189、1本塁打、OPS.642と好成績を残せていなかった。
同記事によると、今オフには単年100万ドル(約1億5000万円)規模のメジャー契約やNPBからのラブコールもあったという。将来的な日本でのプレーを希望している32歳のチェ・ジマンだが、2月にメッツとマイナー契約を結んだ際には、「まだ日本でプレーする時ではないと思った」と発言して話題になっていた。
(Full-Count編集部)