電撃退団→浅草観光「許せなかった」 元同僚激怒…大物右腕は「日本の野球舐めてた」
高橋尚成氏が2005年に巨人を電撃退団したミセリについて回顧
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、かつて同僚だった“お騒がせ助っ人”を回顧した。自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、26日に巨人が電撃退団を発表したルーグネット・オドーア外野手に言及。2005年のダン・ミセリ投手を思い出しながら「許せなかった」という出来事を語った。
2004年にアストロズで74試合に登板したミセリは、2005年に巨人入り。オープン戦は8試合で防御率5.63と不安定だったが、開幕1軍入りを果たした。しかし開幕戦でセーブ機会に失敗して敗戦投手になると、4試合で0勝2敗、防御率23.63。2軍降格を“拒否”して4月中に解雇となった。
当時巨人に所属していた高橋氏は「あれだけ打たれれば仕方ないよねって。完璧に打たれていた。日本の野球に合わなかったっていうことなのかと思いますけど、日本の野球をちょっと舐めていたのかなと思いますよね。あのときの僕らは『仕方ないよね、2軍で、自分で帰りたいなら帰ればいいじゃん』って、特にそれに対して一喜一憂することはなかったです」と振り返った。
しかし「でもその後、僕がイラっとした」という“事件”が起きた。ミセリは直後に浅草で観光を楽しむ姿がメディアに報じられたのだ。「うれしそうに観光して人力車に乗っているところを写真に撮られて(メディアに)出ていた。それはちょっと僕は許せなかったですね。何だよって感じになりました。僕らは戦って真剣モードで、あいつの負けた分も何とか返そうと戦っているのにそれはないよねと思う」と語気を強めた。
阿部慎之助監督が就任した今季、メジャー通算178発の大物助っ人としてV奪回の切り札と期待されたオドーアだったが、26日に球団は「開幕戦のメンバーからは外れるためファームで調整するよう提案したところ、本人から米国に戻りたいと退団の申し出があったため、本日、球団としても本人の意向を尊重して受け入れました」と発表。開幕3日前の電撃退団となった。高橋氏は「オドーアにはないことを祈ります。観光してもいいですけど、新聞に出るようなパフォーマンスしなくてもいいんじゃないかなと」と苦笑いで話していた。
(Full-Count編集部)