広島、延長12回に菊池が決勝打 巨人は球団ワースト21三振
広島ジョンソンは7回13K無失点、巨人・ポレダは8回4安打無失点
広島は7日、東京ドームで行われた巨人戦に2-0で勝利を収めた。0-0で迎えた延長12回に菊池が長い均衡を破る勝ち越しタイムリーを放ち、長い投手戦に終止符を打った。
先発は両軍共に今季加入の助っ人左腕。ジョンソンが7回まで13奪三振無失点の好投を見せると、ポレダも5回まで広島打線を無安打に抑えるなど、8回までを4安打無失点。白熱の投手戦は無得点のまま、両先発がマウンドを降りる展開となった。
広島は8回から大瀬良、10回からヒースがそれぞれ2イニングを投げる執念の継投。巨人も9回から守護神・澤村が2イニングを投げ、11回はマシソンが先頭の丸にヒットを打たれながらも後続を三者三振に切るなど、両軍共にブルペン陣が圧巻の投手戦を展開した。
長い均衡が破れたのは引き分けが見えた土壇場の12回だった。
広島は先頭の鈴木誠がヒットで出塁すると、ここで巨人はマシソンに代えて山口を投入。しかし、會澤が四球、小窪がレフト前ヒットを放ち1死満塁と攻めると、菊池がレフト前へのタイムリーを放ち1-0。さらに丸にもライト前へのタイムリーが生まれ2点差とした。
最後は抑えの中崎が片岡への危険球で降板するアクシデントも、5番手の一岡が抑え、2-0で勝利。広島は連敗を2で止め、2回無安打5奪三振のヒースに3勝目(4敗)が付いた。
巨人打線はこの試合21三振を喫し、球団記録を上回るワースト記録に。この日はセ・リーグ上位3チーム全てが敗れる形となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count