楽天・今江監督、サヨナラで初勝利　鷹は巨人から加入の助っ人が躍動…31日のパ結果

鷹ウォーカー、栗原が2打点…オリに勝ち越し

　パ・リーグは31日に3試合が行われ、ソフトバンク、日本ハム、楽天が勝った。楽天はサヨナラ勝ちで今季初勝利、日本ハムは9回に大逆転。ソフトバンクは巨人から移籍したアダム・ウォーカー外野手が躍動した。

　ソフトバンクはオリックス戦（京セラドーム）に5-2で勝った。先発のカーター・スチュワートJr.投手は4回まで得点圏に走者を進めない投球。5回に宗佑磨内野手の犠飛で1点を与えたが、5回を1安打3四球3奪三振1失点にまとめた。

　打線は5回、ウォーカーの移籍後初となるソロホームランで先制。1-1で迎えた7回1死で近藤健介外野手が安打で出塁すると、栗原陵矢内野手、ウォーカーの連続適時打で2点を勝ち越す。8回にも今宮健太内野手の適時二塁打で1点を加えた。

　8回に藤井皓哉投手が杉本裕太郎外野手の適時打で1点を失ったものの、9回に栗原の犠飛で1点を追加。ロベルト・オスナ投手が無失点で締めた。ウォーカー、栗原が2打点をマークした。

　オリックスは先発・田嶋大樹投手が5回を2安打2四球3奪三振1失点。打線は4安打に抑え込まれた。西川龍馬外野手が2安打を記録した。

　日本ハムはロッテ戦（ZOZOマリン）に3-2で逆転勝利を収めた。先発・上原健太投手は3回、山口航輝外野手の適時内野安打で先制を許す。4回には和田康士朗選手に犠飛を許した。打線は5回無死1、3塁でアンドリュー・スティーブンソン外野手の併殺の間に1点を挙げた。

　5回からは杉浦稔大投手、河野竜生投手、パトリック・マーフィー投手、北浦竜次投手がそれぞれ1イニングを無失点。すると、打線は9回1死からフランミル・レイエス外野手が四球で出塁し、続く田宮裕涼捕手の適時三塁打で同点に追い付く。

　なおも1死三塁で水野達稀内野手が適時打を放ち、勝ち越し。最後は田中正義投手が無失点で締めた。日本ハムは、水野が決勝打を含む3安打、細川凌平内野手が2安打と若手二遊間が結果を残した。

　ロッテは、先発の佐々木朗希投手が5回95球を投げ6安打1四球7奪三振1失点。3投手が無失点でつないだものの、守護神・益田直也投手が1点リードを守り切れなかった。ネフタリ・ソト内野手、グレゴリー・ポランコ外野手、中村奨吾内野手、佐藤都志也捕手が2安打するなど計12安打を放ったが、勝利を逃した。

　楽天は西武戦に（楽天モバイル）に延長11回4-3で勝利。今季初白星を挙げた。先発・内星龍投手は3回、フランチー・コルデロ外野手の適時打で先制され、続く外崎修汰内野手に適時打に失策が重なりさらに2点を失う。

　打線は3回、村林一輝内野手、茂木栄五郎内野手、小深田大翔内野手の3連打で1点。なおも2死満塁で阿部寿樹内野手の2点適時打で、同点に追い付いた。

　内は6回78球を投げ、4安打1四球5奪三振3失点（自責点2）で降板。7回から酒居知史投手、ニック・ターリー投手、則本昂大投手が無失点でつなぎ、延長戦に突入。10回は宋家豪投手、11回は渡辺翔太投手が無失点に抑えた。

　その裏、1死一、三塁で小深田がライトへフライを打ち上げる。代走の三塁走者・辰見鴻之介内野手がタッチアップ。サヨナラ犠飛となり、今季初勝利を飾った。

　西武先発の松本航投手は5回を5安打3四球1奪三振3失点。救援陣は10回まで無失点リレーも、プロ初登板のドラフト7位ルーキー・糸川亮太投手が勝ち越し点を許した。打線では、コルデロに2試合連続の適時打、外崎が3安打を記録した。

（「パ・リーグインサイト」編集部）