巨人ドラ1は「マジレベチ」 衝撃の防御率0.00&無四球…“勝ちパ”に欠かせぬ22歳

巨人・西舘勇陽【写真:中戸川知世】
巨人・西舘勇陽【写真:中戸川知世】

巨人・西舘は4登板で4ホールド、防御率0.00で与四球は0

 巨人のドラフト1位ルーキー、西舘勇陽投手が開幕から衝撃投球を続けている。4登板で防御率0.00。登板全試合でホールドを記録し、リーグ2位タイにつけている。勝ちパターンの一角を担う右腕に、ファンは「新人王いける」「冷静だよな」「無四球ってのが凄いよなぁ」と声を寄せている。

 中大からドラ1で入団した22歳右腕が、抜群の安定感を発揮している。開幕戦(3月29日、対阪神)で1イニングを3者凡退に抑えて初登板で4登板で4ホールド。中日・勝野昌慶投手の5ホールドに続いてリーグ2位タイにつける、

 計3回2/3を投げて無失点。打たれたヒットは中日・高橋周に許した1本だけで、与四死球は0だ。落ち着いた投球で巨人の救援陣を支えている。セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、速球の平均球速は150.1キロをマークしている。

 ストライクが32球でボール球は13球。被打率は.083で、1イニングに出した走者の数を表す「WHIP」も0.27。まだイニングが少ないとはいえ、圧倒的な数字が並ぶ。SNSには「マジレベチ」「ジャイアンツの投手陣を支えている」「緊張してる素振りを全く見せてない」「凄い落ち着いてるな」「最優秀中継ぎを獲って新人王とりますよ」とコメントが並ぶ。

 今季のセ・リーグはDeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手が開幕から2試合連続アーチを放つなど、躍動している。新人王を巡る争いも今季のセ・リーグの見どころとなりそうだ。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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