「教えられて出来ることではない」グリエル弟の超美技を元WBC米代表監督絶賛
レッドソックスのベッツが放った遊ゴロを好フィールディングで刺す
元DeNAで現在アストロズに在籍するのが、ユリエスキ・グリエル内野手。その弟が、ブルージェイズに所属するルルデス・グリエルJrだ。兄から遅れること1年、DeNAに入団が決まりながら来日しなかったことで覚えている日本のファンも多いだろう。
そのルルデスJrが驚きのスーパープレーを見せた。12日(日本時間13日)の敵地でのレッドソックス戦だ。3回無死二塁で、レッドソックスのリードオフマンであるベッツが放った打球は遊撃前へ転がるボテボテのゴロとなった。
チャージをかけた遊撃のルルデスJrは打球を捕球すると、ランニングスローで一塁へ。この送球が凄かった。ランニングスローで体勢は崩れていながら、リストを効かせた送球は、まさに矢のようなボールとなり、俊足のベッツを間一髪でアウトにした。
これにはルルデスJrの母国キューバに向けたMLBキューバの公式ツイッターも「ルルデス・グリエルJrによる一塁への素晴らしい送球!」と題して、動画付きでこのプレーを紹介した。
この試合を中継していたテレビ局「スポーツネット・イースト」の実況と解説も称賛を惜しまない。解説を務めた元ブルージェイズOBで、2006年のWBCでアメリカ代表の監督を務めていたバック・マルティネス氏は「なんという強肩でしょう!グリエルがベッツをギリギリでアウトにしました。教えられてできることではないですね。素晴らしい送球でした」と絶賛していた。