今永昇太がデビューから無傷の3連勝　6回5K3失点…初の自責点献上も防御率0.84

今季4度目の先発は6回5安打5奪三振の3失点（自責2）…味方打線の援護に恵まれる

■カブス 5ー3 マーリンズ（日本時間21日・シカゴ）

　カブスの今永昇太投手が20日（日本時間21日）、本拠地でのマーリンズ戦に先発し、6回5安打3失点（自責2）の好投で無傷の3連勝を飾った。味方打線が6回に一挙4得点で逆転に成功。今季4試合目の登板で初の自責点を喫したものの、いまだ防御率0.84と素晴らしい数字を残している。

　カブスは初回、2番のコーディ・ベリンジャー外野手の4号ソロで幸先よく先制。今永は3回まで相手打線を1安打に抑える立ち上がりを見せた。1点リードの4回は1死から遊撃手の失策で出塁を許すと、続くティム・アンダーソン内野手に146キロ直球を左翼線に運ばれる適時二塁打で同点とされた。さらにジャズ・チザム外野手にもスライダーを右前に運ばれて2失点目。勝ち越しを許した。

　5回は無失点に抑えたものの、6回1死でジョシュ・ベル内野手に甘く入った148キロ真っすぐを捉えられ、メジャー初の被本塁打となる中堅越えのソロを浴びた。3点目を失ったものの、後続は2者連続三振に仕留め、この回を投げ終えた。

　カブスは直後の6回、先頭のアレクサンダー・カナリオ外野手が左翼越えの1号ソロを放って1点差に迫ると、安打2本などで1死二、三塁とし、マイケル・ブッシュ内野手の左前2点適時打で逆転に成功。続くギャレット・クーパー内野手にも適時内野安打が飛び出し、この回一挙4得点を奪った。今永は6回を投げ終え、勝利投手の権利を持ったまま降板。92球、5安打3失点（自責2）、5奪三振の内容だった。

　今永は13日（同14日）の前回登板、マリナーズ戦で5回1/3を1失点（自責0）で今季2勝目を挙げていた。デビューからの3試合でいずれも4イニング以上投げ自責点が付かないのは、1913年以降では5人目の記録とされていた。