「LAの自宅にいただけ」なのに…“恨まれた”大谷翔平 傷口に塩を塗った1100億円契約
昨年12月にブルージェイズ移籍間近の誤報、打席でブーイングを浴びている
ドジャースの大谷翔平投手は、26日(日本時間27日)から敵地でブルージェイズとの3連戦に臨んでいる。昨年12月にはブルージェイズが大谷獲得間近という誤報が流れ、その翌日にドジャースと契約合意。そのような経緯から打席でブーイングを浴びているが、米メディアは大谷に非がないことを伝えている。
米ヤフーは「FAのゴタゴタの後、トロントはショウへイ・オオタニを大きなブーイングで迎え、オオタニはホームランで返した」との見出し。「トロント・ブルージェイズのファンはショウへイ・オオタニに拒絶されたことをいまだに忘れていないようだ。そしてオオタニは気にしていないようだ」と伝えた。
事の発端は昨年12月8日(日本時間9日)、カナダに向かうジェット機に大谷が乗っていると一部の米メディアが報道。しかし乗っていたのは別人と判明し、大谷は翌9日(同10日)にドジャースと10年7億ドル(約1108億円)で契約合意。この一件をトロントのファンは忘れておらず、ブーイングを浴びせた。
同メディアは「あの時の展開で気を悪くしたブルージェイズファンを責めることはできない」と、まずはファンを擁護。一方で「だが12月8日(同9日)の出来事の数々はオオタニのせいとは言えない。アナハイムからトロントへのジェット機をファンが追跡していた間、彼はただ南カリフォルニアの自宅にいただけだ」と指摘した。
「しかしながら、そのまさに翌日、オオタニがドジャースと記録的な7億ドルの契約を結んだと発表したことは、やや(ブルージェイズファンの)傷口に塩を塗る出来事だった。このすべてから、インターネットの行きずりの人たちは信用しないという教訓を学んだ」
26日(同27日)の初戦では、初回の第1打席で7号ソロを放った大谷。試合後には「僕がブルージェイズのファンだったら、普通にブーイングすると思いますし、野球、スポーツの一環かなと思います」と理解を示すコメントを残した。
(Full-Count編集部)