イチローが好守&三塁打 歴代2位カッブに「4」、三塁打の日本記録には「3」
8回にチーム救う好守、9回には三塁打から4点目のホーム、連敗「6」でストップに貢献
マーリンズのイチロー外野手は9日(日本時間10日)、敵地でのブレーブス戦に「2番・ライト」で先発出場し、4打数1安打1四球1得点だった。2点リードの8回にピンチでのファインプレーでチームを救うと、直後の9回に今季4本目の三塁打を放ち、後続のタイムリーで生還して貴重な追加点をもたらした。日米通算4187安打目となり、歴代2位のタイ・カッブまでは4本。また、日米通算112本目の三塁打で、福本豊氏のプロ野球記録に3本に迫った。
イチローは初回、1死走者なしで相手先発ミラーの前に空振り三振に倒れた。マーリンズは2回にゴードンのタイムリーなどで2点を先制。イチローは2死一塁で打席に立ち、四球でチャンスを広げたが、続くイエリッチが一ゴロに倒れ、3点目にはつながらなかった。
4回は2死二塁のチャンスで遊ゴロ。マーリンズは6回に1点を追加し、なおも2死一、三塁の好機でイチローに打席が回ったが、中継ぎ左腕デトワイラーの前に二ゴロに打ち取られた。
マーリンズは7回に1点を返され、8回も中継ぎのモリスが2死二、三塁のピンチを背負う。一打同点の場面で、ブレーブスのマーケイキスのライナーがライト線へ。しかし、イチローは一直線にボールを追い、ランニングキャッチ。ファインプレーでチームを救った。
9回、イチローは1死走者なしで打席に立つと、左腕マークスベリーの直球を痛烈なライナーでライト線に運ぶ。快足を飛ばして二塁を回り、三塁へ滑り込んだ。続くイエリッチのタイムリーで生還。貴重な追加点となるチーム4点目のホームを踏んだ。
三塁打は今季4本目。日米通算112本目(NPB23本、MLB89本)で、福本豊氏のプロ野球記録115本にあと3本となった。また、これが日米通算4187安打目となり、歴代2位のタイ・カッブまで4本とした。
マーリンズはそのまま4-1で勝利。連敗を6で止めた。イチローは4打数1安打で打率2割4分8厘となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count