イチロー、今季4本目の三塁打 「この41歳にはエクストラのギアがある」
追加点につながる三塁打で連敗ストップに貢献
マーリンズのイチロー外野手は9日(日本時間10日)、敵地ブレーブス戦に「2番・ライト」で先発出場し、4打数1安打1四球1得点だった。2点リードの9回に今季4本目の三塁打を放ち、続くイエリッチのタイムリーで生還。41歳の韋駄天ぶりは地元メディアで称賛されている。試合はマーリンズが4-1で勝利し、連敗は「6」でストップした。
この日は4、6回と2度のチャンスで凡退していたイチローだったが、1死走者なしで迎えた第4打席に魅せた。左腕マークスベリーの4球目、92マイル(約148キロ)の高めのストレートを思い切り引っ張ると、地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況がまくし立てる。
「イチローがライト線に叩いた。これはヒットです。コーナーでボールが止まる。イチローは二塁から三塁に向かいます。ギアが入ります。三塁に突進です。イ~チロ~! 今季4度目の三塁打です」
二塁を回り、一気に加速して三塁を陥れたイチローの名前を巻き舌気味に呼んだ。
解説は「三塁打4本で二塁打は2本、本塁打1本ですね」と少し笑いながら、最近まで二塁打がなく、最も出にくいとされる三塁打を重ねているイチローの不思議なデータを紹介する。