“事実上の戦力外”→エ軍加入で覚醒 球団記録に肉薄…35歳が「すでにヒーロー」
ホワイトソックスをDFAとなったピラーは5月からエ軍で躍動している
■アストロズ 6ー5 エンゼルス(日本時間22日・ヒューストン)
ア・リーグ中地区最下位のホワイトソックスをDFA(事実上の戦力外)となった35歳のケビン・ピラー外野手が、途中加入したエンゼルスで躍動している。14試合で打率.426など止まらぬ打棒に、ファンも「すでにエンゼルスのヒーロー」「エンゼルス最強打者」などと心酔している。
ホワイトソックスで17試合に出場して打率.160、1本塁打、4打点の成績だったピラーは4月26日(日本時間4月27日)にDFAとなると、4日後の30日(同1日)にFAとなり同日にエンゼルスと契約した。5月から試合に出場し始めると、14試合で打率.426、4本塁打、出塁率.460、長打率.766、OPS1.226と驚異の成績を残している。
21日(同22日)の敵地・アストロズ戦は、チームは延長10回で5-6のサヨナラ負けを喫したが、ピラーは4-4の7回に一時は勝ち越しとなるソロを放っていた。球団のマット・バーチ広報はX(旧ツイッター)にエンゼルスでの最初の14試合を通しての最多打点記録を投稿。1位は1977年のジョー・ルディの19打点、2位はピラーと1993年のJT・スノーが17打点で並んだ。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者もX(旧ツイッター)で「ホワイトソックスは、エンゼルスで活躍するケビン・ピラーの活躍を見て何を考えているのだろうかと気になる。彼はあまりプレーできず、球界最悪のチームで苦労した」と痛烈につぶやいた。
ピラーの活躍ぶりにファンは「オフシーズンに彼と再契約して」「ケビン・ピラーをア・リーグMVPに!」「彼は、突然バリー・ボンズなってしまった」「ピラーは本当に必要」と称えた。さらに日本のファンも「LAAピラー異常に打ってて草」「ピラー打棒覚醒してない??」「ピラーさん打ちすぎぃ! 来てくれてありがとう」「ケビンピラーこいつなんなん(賞賛の意味で)」「エンゼルス最強打者ケビン・ピラー」と驚愕していた。
(Full-Count編集部)