52億円契約も急降下…打率.157で戦力外 元HR王が現役引退、トレード移籍も復活できず
アスレチックスなどで活躍したデービスが引退、ナイチンゲール記者が伝えた
アスレチックスなどで活躍し、2018年には本塁打王のタイトルを獲得したクリス・デービス外野手が、現役引退したことがわかった。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が伝えた。2023年以降はプレーから遠ざかっていた。
ブルワーズで頭角を表すと、2016年2月にトレードでアスレチックスに移籍。2016年から3年連続で40本塁打を記録するなど、メジャーを代表する大砲に成長。2019年4月に2年3350万ドル(約52億円)で2020年からの2年契約を結んだ。
しかし、2020年は30試合の出場で打率.200、2本塁打、OPS.632と急降下。2021年2月にはトレードでレンジャーズに移籍した。新天地でも22試合で打率.157、2本塁打、OPS.596と復活できず、2021年6月にDFA(事実上の戦力外)。その後は古巣アスレチックス、メキシカンリーグ、独立リーグを転々としていた。
メジャー9年間で980試合に出場して打率.242、221本塁打、OPS.805。本塁打王に輝いた2018年には、エドガー・マルティネス賞も受賞した。2015年から4年連続で打率.247でシーズン終了となるミラクルを起こすなど、日本でも話題となった稀代の名スラッガー。36歳にしてユニホームを脱ぐ決断をしたようだ。
(Full-Count編集部)