“太っ腹”ダルビッシュ…若手にステーキなど大量差し入れ、スタッフ感激「友よ」
IL入りしているダルビッシュが1Aで調整登板した
左脚付け根の張りで負傷者リスト(IL)入りしている、パドレスのダルビッシュ有投手が19日(日本時間20日)、傘下1Aの試合で調整登板した。その際にチームに大量のステーキ肉など豪華な食事を“差し入れ”。チームスタッフが感謝の投稿をすると、ファンも「なんて素晴らしい行為」「神すぎる」などと感嘆の声をあげていた。
5月29日(同30日)の本拠地・マーリンズ戦で3回66球で降板していたダルビッシュは、6月1日(同2日)に左鼠径部の張りで15日間の負傷者リスト(IL)に入っていた。復帰への調整登板のため、1Aのフォートウェインの一員として、インディアナ州で行われたブルワーズ傘下1Aのウィスコンシン戦に先発した。
MLBには、メジャー選手が調整のためマイナーの試合に出場した場合、貴重な出場枠を譲ってくれた感謝の意を込めて、豪華な差し入れをする慣習がある。フォートウェインの用具マネジャーなどを務めるサム・ルイスさんが、X(旧ツイッター)でダルビッシュからの差し入れを紹介した。
大量のステーキや魚のソテー、揚げ物やパスタ、立派なアスパラガスに山積みのケーキなど多岐に渡る料理を手配。若手中心のマイナー選手の胃袋を満たす豪華な食事を用意していた。
ルイスさんは「今週、ユウ・ダルビッシュがフォートウェインに来てくれて本当に嬉しかったです。今夜はみんなに食事をふるまっていただきありがとうございます!!」と感謝。さらに日本語で「ありがとう、友よ。残りの一年も頑張ってね」と記していた。
ダルビッシュの計らいにファンも「すごく美味しそう」「すご、ダルさんの差し入れってことか~さすが」「豪華な差し入れ 神すぎる」「いつも相手チームにもケータリングを奢るダルビッシュ投手 若い選手が上がってくるの楽しみだね」「ダルさん、今日はマイナーでのリハ登板で、選手たちに食事を提供してあげたのね。いつも優しい」「やっぱり 差し入れしてた」「アスパラめっちゃ美味しそう」と感激した様子だった。
なお、ダルビッシュはこの日の試合で3回1/3を投げ、7安打6失点。1四球で3三振だった。2023年から6年1億800万ドル(約170億6000万円)でパドレスと契約を延長している。カブス時代の2018年にもマイナー登板した際に相手チームまでにも豪華なステーキとロブスターの食事をふるまった。