大谷翔平は「笑わせるのが好き」 指揮官が明かした秘話…贈呈サプライズに「ケチらなかった」
大谷翔平はロバーツ監督の持つ日本出身選手の最多本塁打記録を更新した
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が球団公式ユーチューブで、大谷翔平投手からプレゼントされた“ポルシェ”について裏話を明かした。大谷がロバーツ監督の持つ球団の日本出身選手の最多本塁打記録を抜く8号を放ったことで、指揮官へおもちゃのポルシェをプレゼントしたことが話題となっていた。
大谷は5月4日(日本時間5日)、本拠地で行われたブレーブス戦で8号ソロを放ち、“ド軍記録”を更新。この日の試合前にプレゼントを渡していた。
ロバーツ監督はドジャース公式Youtubeで当時の状況について説明。「彼が手を後ろに回した状態でおどおどしながら監督室に入ってきて、私にプレゼントがあると言った。ワインからシガー(葉巻)まで、選手たちからこれまでに数えきれないほどの贈り物をもらってきたが、今回は電動車。本格的だ」と笑みを浮かべた。
手のひらほどの大きさのポルシェを持ちながら「けっこう重みがある。彼はケチらなかった。ドアが開くし、内装もいい感じの革張り。タイヤもいい、真ん中が黒だ。いい仕事をしたね」。嬉しそうに“機能”を説明した。
“発端”は大谷が昨年12月にドジャースとの交渉期間中に背番号「17」をつけていたジョー・ケリー投手の妻アシュリーさんがSNSを通じて大谷を勧誘。大谷に背番号「17」を譲る「Ohtake17」キャンペーンを行っていた。実際にドジャース入団が決まった大谷は“返礼”としてポルシェをプレゼントしていた。この流れがあることで、ロバーツ監督は「メディアの誰かが、彼が私の記録に近づいていた中で指摘したのだと思う。私がその(記録について)車をもらえるのかとね」と明かした。
「彼が私の記録更新に向けて近づくたびに、これについては大まかにいうが、彼は私に向けて笑ったりウインクしたりして、カウントダウンをしたんだ。だが彼がこれを問題にしなかったことは楽しかった。彼が(記録を)破ったとき、私はこの上なく嬉しかった。2人ともこのことを大いに楽しんだし、ショウは人を笑わせるのが好きだ。ただ人生を楽しんで、ドジャースの一員であることを楽しんでいる。彼の興奮が表れる数々の行動を見るのはすばらしいことだ」
ロバーツ監督は大谷のプレーだけでなく、人柄にも魅了されていた。