大谷翔平、11打席ぶり安打も…感じた異変「ジョギングしていた」 全力疾走せず三塁打
米放送局実況「変ですね。彼は確信していたか、何か異変があるかですね」
■レッズ ー ドジャース(日本時間26日・シンシナティ)
ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地でのレッズ戦で三塁打を放った。11打席ぶりの安打だったが、気になったのは二塁を回っても全力疾走せず、際どいタイミングになったこと。米放送局「FOXスポーツ」の実況は「変ですね。(セーフになると)知っていたか、何か異変があるかですね」と指摘した。
1点を追う6回1死走者なしの第3打席。最速166キロの剛腕、ハンター・グリーン投手と対戦した。低めへの変化球を引っ張ると痛烈な打球が右翼線を破り、快速を飛ばして三塁到達。しかし、いつもの全力疾走ではなく、最後はギリギリのタイミングでセーフ。頭へのタッチにヘルメットを脱ぐ仕草を見せた。
同局のジョー・デービス氏は「彼はジョギングモードでした」と実況。解説を務める米殿堂入り右腕のジョン・スモルツ氏も、疑問を持った様子で相槌を打った。「二塁打でしょうと認めている感じでした。二塁を過ぎても、ジョギングしていました。このプレーは本来よりも、際どいプレーでした」と続けた。
さらにデービス氏は「変ですね。彼は野球史で一番正確な時計を持っているので、(セーフになると)知っていたか、何か彼に異変があるかですね」と心配していた。1死三塁のチャンスを演出したが、後続のフリーマンが左飛、スミスが二飛に倒れ、無得点に終わった。