巨人阿部が連敗脱出に導く決勝打 「打てませんし、とにかくやるしかない」
3回に久保から先制の2点タイムリー、「自分自身、いい集中力だった」
巨人の阿部慎之助内野手が11日、本拠地でのDeNA戦で値千金の決勝打を放った。3回、2死二、三塁の好機で相手先発・久保からセンターに先制の2点タイムリー。この2点をマイコラスが9回1失点の快投で守りきり、巨人は連敗を4で止めた。
試合後、お立ち台に上がった阿部は「最高です!」と声を張り上げた。「自分自身、いい集中力だったと、それだけです。とにかく打てるボールは何とかしようと思って打ちました」。必死にバットを振った。
センターへの貴重なタイムリーに続き、6回にはレフト前に打球を運んだ。この日の2安打を「強引になりすぎている部分があったので、自分で何とか反対方向を意識していったら、いい結果が出ました」と振り返る。
巨人は前日(10日)に休日返上で練習を行った。不調に苦しむ主砲は「これだけ混戦ですし、打てませんし、とにかくやるしかないので、明日も頑張ります」と誓った。チームを連敗脱出に導いた貴重な一打を不振脱出のきっかけにしたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count